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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式_f0138409_2295964.jpg昨年上映された広末涼子、阿部寛主演の映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」が先ほどまでテレビで放映されていました。
実はこの映画、上映された昨年に映画館で一度すでに見ていて、「どうせB級映画だろうけど(しかもドラム式洗濯機を発売している家電メーカーとのタイアップ映画のような感じ)、他に見たい映画もないから、いちおう好きなタイムトラベルものだし時間つぶしにでも入ろう」と、まったく期待せずにチョイスした映画だったのですが、期待してなかったのがかえって良かったのか、思っていた以上に面白かったといういきさつがあり、テレビでの放映があると知った数日前から楽しみにしていた映画だったのです♪

広末涼子演じる主人公の真弓が、行方不明になり自殺したと思っていた母親(薬師丸ひろ子)が実はバブルの崩壊を食い止めるために17年前の時代にタイムスリップしていることを、阿部寛扮する財務省の官僚、下河内から知らされ、自分もドラム式洗濯機のタイムマシンで当時の世界にタイムスリップするという話なのですが、バブル当時10代後半〜20代前半だったワタシにとってはファッション、風俗、街の様子、会話の内容など、すべてが懐かしい!!!の連続。大阪の一般庶民であるワタシから見ると、「いくら何でもここまで羽振りのいいイケイケな感じではなかったで〜」という、いかにも東京らしいバブルの謳歌(おうか)ぶりは感じられましたが、多かれ少なかれきらびやかな時代だったことは事実ですし。
もちろんこの映画はバブルの時代は良かったね、というような映画ではなくて、このまま永遠に景気のいい時代が続くかのように錯覚して浮かれていた当時の世相への風刺や皮肉も込めて描かれているのだと思いますが、時代の持っていた高揚感やハイテンションなスピード感が当時流行っていた曲のBGMと共に画面から伝わって来て、単純に見ていて楽しめました。(真弓がディスコで踊っていた素人時代の飯島愛に「将来本書いたら売れるよ」と声をかけたり、ラモスにドーハのWC予選のロスタイムに気をつけるよう忠告したり、仕事がなかなかうまくいかずにいた駆け出しタレントの頃の飯島直子に「あきらめないで。缶コーヒーのCMで来るから」と励ましたりというシーンも、タイムトラベルものならでは^^)

昨年映画を見た時はそんなに思わなかったのですが、改めて今回TVでの放映を見て思ったのは、世の中の変化いかんにかかわらず、自分自身があの頃と同じようなテンションやパワーで今生きられているのかなあ、ということ。そういうことを狙った作品ではないかも知れませんが、久しぶりにあの頃と同じようなスピードで走って行きたいなあと何となく思わせてくれて、元気をもらったような気が今していマス☆

ネタバレになってはいけないので多くは書きませんが、スト−リー展開も思ったよりもよくできていて(コミカルなシーンだけでなく、もしかして政治のウラの世界では実際にこれに近いコトがあったのかもと思わせてくれるような場面もあったり、ほのぼのとした場面もあったりと)飽きさせないので、構えて見るのではなく、暇な時や肩のこらない楽しい映画のDVDが見たいなあというような時にレンタルして見るぶんにはおすすめの作品です♪♪♪バブルど真ん中の世代だったワタシのような‘R35’の方にはモチロン、映画館で見てた時、前に座ってた若いカップルの子たちが終わって席をたつ時に、「バブルってあんなんやってんなあ」とか話してるのが聞こえてきて、すごく新鮮に映ったみたいだったので(今とはあまりにも異なる当時の世の中や人々の生活感覚、金銭感覚にきっと真弓と同じようにびっくりしたんだろうなあ。。。)、あの時代を知らない若い人たちにも結構おすすめかもです^^

いつもは1970年代や80年代前半に愛着を感じてフィーチャーしてしまうワタシですが、バブルの時代を面白く描いていて、自分的には意外にヒットな作品だったので紹介してみました☆^^☆


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by manasavvy | 2008-01-13 01:17 | ・映画・DVD・アニメ・TV番組


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