喫茶店 「潮騒」

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最近、おいしいお店に行ったり、またそれ以外の用事でも、どういうわけかやたらに行く機会が増えている南森町から西天満の界隈で、昨年暮れあたりからビルの歩道脇に出ている、ある喫茶店のお昼時の看板が少し気になっていました。
ビルの地下にある喫茶店らしいのですが、その看板には6、7種類ぐらいのカレーのメニューが写真つきで載っていて、しかも普通のビーフカレー以外にジャワ風カレーとかココナッツ風味のタヒチカレーなど普通の喫茶店らしからぬカレーメニューが書いてありました。
実はこのお店のある付近は、よく見回すとカレー屋さんのちょっとした激戦区。曽根崎通りという大通り沿い100m以内の所に、「CoCo壱番屋」、「船場カリー」、TOKIOがやってる「メントレG」という番組でも紹介されて大好評だったという「福島上等カレー」(大阪だけで展開してる店だと思います)と、有名なチェーン店が3軒。これに裏通りにあるお店を加えるとおそらくもうちょっとあると思うのですが、そんな中にあるのがこのお店なのです。
というわけで、この西天満にあるこの気になる「潮騒」という喫茶店に、つい先日またまたこの近くに行く用事があった時入ってみたので、書いてみたいと思います。

看板のあるビルの地下へと続く階段を降りたところまでは良かったのですが・・・
「えっっっ?!」 
地下1階にはてっきりこのお店以外にも何軒かのお店が入ってるんだろうと思ってたのに、階段を下りた途端、そこには何とも薄暗い空間と廊下が・・・。
よく見るとお店らしきものがいくつかあるようなのですが、お店をすでに閉めてしまったのか、あるいは夜だけ営業しているスナックなどの飲み屋さんなのか、とにかくすべてシャッターが下ろされた状態で。このちょっとしたゴーストタウンのような様相を見て、いったん引き返そうかと思ったのですが、せっかく来たのだからと思い直し、奥に見えたこの喫茶店に腹を決めて(大げさですが)入ってみました。
中に入ると・・・そこがこれまた、昼間の世界とは完全に隔離されたかのような世界。廊下は暗いし、地下で日の光が入らないということもあるかと思いますが、照明の色とか薄暗さの加減といい、ダレたやる気のない感じのウェイトレスの女性といい、最近見かけることもなかったマージャンのゲーム機のテーブルといい、ディープでどこまでも‘昭和’な雰囲気の喫茶店だったのです。
ワタシが入ったのは平日のお昼間、と言っても、もう2時近くになってからだったのですが、常連と思われる近所のサラリーマンばかりで(年齢幅は意外に広そう)、その雰囲気などから察するに遅いお昼ごはんを食べに来たというだけでなく、何となく会社や仕事からしばしの間逃避して身を隠す「隠れ家」的な使われ方をしていそうな感じも。 「隠れ家」というと普通は、知る人ぞ知るオシャレなお店を想像すると思いますが、ここは本当の意味で「隠れ家」になってくれそうなお店です^^

さて肝心のカレーはと言うと、ワタシはジャワ風カレーを注文したのですが、これが思ったよりもまあまあイケました。 
モチロン、カレーのおいしいと言われるお店なんかと比べてもおいしい!というレベルのものではないかも知れませんが、普通の町の喫茶店のカレーにしてはおいしいと思いました。フルーツのチャツネがたっぷり入ってるのかこういうカレーの割には甘口の方で、あんまり辛すぎる味が苦手のワタシには辛さに負けずに「ちゃんと味が味わえる」感じが良かったですし、個人的な好みとしては、少なくとも近くにあるチェーン店のカレーよりはおいしかったなあと思います。
一応女性なのでオシャレなカフェも好きなのですが、こういう昔からあるような喫茶店もずっと残っていてほしいと思っているワタシとしては、きちんと手作りされているカレーならではのまろやかなおいしい味と言い、食後のコーヒーの、後口にイヤな苦味が残らない程良いスッキリした感じと言い、小さな喫茶店なりのマスターの誠意みたいなものが伝わって来る味だったのが、うれしかったです^^

味はべつとして、先にも書いたディープな雰囲気は、好みが分かれるところかも知れませんが、地下にひっそりと存在する異空間という感じでワタシは楽しめました♪ 
マンガとかを何の文句も言われず、何時間でもぐっと自分の世界に入り込んで没頭して読めてしまいそうな雰囲気があるので、このあたりに勤めてるOLだったら、たま〜にふらっとやってくるもしかしたら女性で唯一の顔見知り客になってたかも知れません(笑)普段行かないだけで、こういう喫茶店は今でもそこら中にあるのだとは思いますが。


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by manasavvy | 2008-02-17 13:24 | ・PLACE@大阪


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